翡翠について

「翡翠(ヒスイ)」とは

「翡翠輝石」と呼ばれる鉱物が集まった岩石で、純粋なものは白色ですが、クロムや鉄、チタンを含むことで、緑や青、ラベンダー色(淡紫)などに発色します。 微細な柱状結晶が絡み合い、壊れにくく加工が難しい石です。

多くは不透明か半透明で、高価な宝飾品となる澄んだ色の翡翠は極めて稀少です。
世界でも産出地は日本、ミャンマー、グアテマラ、ロシアなどに限られます。
世界で最初に翡翠を使ったのは、約5000年前の縄文前期末の人々でした。

神秘の力を持つ石(副葬品として魂を鎮める石、権威や富者の象徴、シャーマニズム的な祭事の石など)として扱われ、日本は翡翠文化の発祥の地といえます。
日本の翡翠は良質ですが、新潟県糸魚川市、青海町の産地は国の天然記念物に指定され、採掘が禁じられています。現在市場に出ている翡翠宝飾品の大半は、ミャンマー産とみられています。

●評価ポイント

ヒスイの鑑別はプロでも難しいといわれています。
ヒスイの主な評価ポイントは色、透明度、色ムラ、濃度、そして熱処理(トリートメント)が施されているかどうかです。

ヒスイには様々なカラーバリエーションがあるが、最も価値があるのは、やはり一般的な緑のヒスイで、その中でも最高級とされるのは「琅かん」と呼ばれる美しい緑色のものです。
半透明で、銀杏の実をやや濃くして、表面に油を流してトロンとさせたような色合いと形容されます。
一般的には透明感のない石だと思われがちです。
石の特徴からいっても完璧な透明度を求める事は出来ないですが、良質になるほど透明度は高い。ヒスイに横からペンライトをあてた時に光が浸透していくものほど透明度が高いといえます。
またヒスイを詳細に観察してみると、ひとつの石の中に色ムラがあることがわかります。
これは美しさを損ねていなければそれほど気に掛けることはない。
色ムラのないヒスイは存在しないといってもよく、むしろ天然石の証だといえます。
色の濃度だが、これは国によって好みが違うので、一概にはいえないです。
最高級品に関してはどの国でも同じであるが、中級以下のものについては、中国では薄めの色のものが好まれ、反対に日本では濃いものが高く評価されます。